2014年03月16日

 次回 展覧会のお知らせ

《 約束の絵画 》・ 柏原えつとむ展

  2014年4月8日(火)ー26日(土)
  正午ー午後7時
  月曜・日曜日休廊/土曜日5時まで
  ☞ 初日午後5時よりオープニングパーティ

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高柳恵里 / 展覧会・トークショーのご案内

高柳恵里 「油断」

2014年3月15日(土)ー30日(日)
午前10時ー午後6時
会期中無休/入場無料
上野の森美術館ギャラリー

☞ アーティストトーク
 3月29日(土) 午後3時〜

◎ 同時開催
「VOCA展2014」

http://www.ueno-mori.org/
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2014年01月30日

垣 内 玲 展   Is Technology a Spectrum of Intimacy ? vol.2

2014年1月31日(金)ー2月22日(土)
正午ー午後7時
日曜・月曜・祝日休廊/土曜日5時迄

☞ 初日午後6時よりパーティ
  [ January Party ]
  The Third Gallery, Yoshimi Arts, Calo,
  Kouichi Fine Artsと一斉にパーティ 

☞ 午後7時よりレクチャーパフォーマンス


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◎ 作家コメント

工芸(染織)を学んだ。しかしそれをやめてしまった。技術的なプロセスが多過ぎて
最初に得たアイデアの一瞬のひらめきが手数を重ねるにつれ遠くかすんでしまうような気がしたからだ。

今また工芸に興味がある。その表面に、あるいは工芸と呼ばれるものにつきまとう作者の匿名性に。

『ハンドメイド』という言葉がある。それ自体は商品価値を高めるためのブランドとしての役割を果たしているだけかもしれない。『手作り』『人の手で作りました』という価値を付帯させるために。

ろくろをまわしつつ、それらしき形に近づくにつれ、その表面から『手』の、『指紋』の生々しい痕跡が消えてゆく。『ハンドメイド』ならば手の痕跡、指紋を表面に残せばいい。

クラフトマンは徹底的に自分の身体を機械化しようと日々鍛錬を積む。生身の肉体は機械に変身されなくてはならない。表面の指紋を取り去り、人間技とは思えない技術によって作者の痕跡を消す。主体性を消す。せっかく焼き上がった器を何が気に入らないのか次々割ってゆく。きっと肉体を機械化しきれず、生々しい痕跡が表面に残っていたのが見えたのだろう。

一人の生身の人間が作り出す『ハンドメイド』なのか、それとも機械のような肉体を持った人間が作り出す『マス プロダクツ』なのか。ハイデガーのいう『テクネー techne (技術)』にはかつて『ポイエーシス Poeisis (生成)』の意味が含まれていた。
それは 隠されていたものを開示する仕方であった。 クラフトはこのポイエーシスの概念に寄り添う。しかし、人間の肉体を機械化し物を産み出すクラフトマンの『テクネー』はそれを拒否しようとしてるようにも見える。

人間技とは思えない技術で作られた物を見ても まだ『ハンドメイド』と呼ぶのは、その冷たい表面にまだ人の温もりが(intimacy)が宿っていると信じたいからか、それとも単なる ノスタルジーなのか?


◎ Is Technology a Spectrum of Intimacy?

今回の展覧会は、写真、ブロンズ彫刻、パフォーマンスなどいくつかの要素で成り立っています。どの作品についても『主体(性)が抜け落ちている』 『在−不在がはっきり示されていない、或いは常にその両者が交互に点滅している』という状態を表象させるために集められ制作されました。

ガラステーブルの上に写真があります。それら何枚かはパフォーマンスのストーリーの一部となって現れますが、そのストーリー自体、いわゆる『起承転結』がはっきりとしているわけではありません。むしろ分かるようで分からない、どの ような存在がかたっているのかも不明瞭です。

フーコーは『What is an author?』という短い論文の中で、『誰が話してもよいではないか。』というベゲットの言葉を引き合いに、語り手がもつその権力・著作者の権威にたいしての疑問、或いは特権的な作者像の放棄を問いかけています。

ほとんどの写真は写真同士の重なり合いから、その写真の『主体』となる部分が隠されていたり、たとえ写真全体を見渡せたとしても写真内部の主体性の在−不在が曖昧に示され、一体それが何なのか特定出来ません。オウムの写真について言えばその声は必ずしもオウム自体から主体的に発せられるものではありません。(誰かに教え込まれた声かもしれない。)蜘蛛は本当に存在するのかも分からないくらい奇抜な色彩をもっています。二人の男性は双子でしょうか?それとも片方がコピーでもう片方がオリジナルでしょうか? どちらでもよいのではないでしょうか。どちらがオリジナルでどちらがコピーでもかまわないのです。

本物だと思った床に落ちているポップコーンは、1.5倍に引き延ばされたブロンズ製のポップコーンです。恐らく殆どの人がポップコーンと聞いて連想するのは『映画館』ですが、この両者に直接・間接の関連性は全くありません。私たちが映画を見ているとき必要なのは『目』と『脳』だけです。映画を見ている間、ほかの身体の部分は不要です。いわば、私たちの身体は死体の様なものです。その死体に、薄い塩味のついた重量のほとんどない食べ物を詰め込むさまは,動物の剥製を作ることによく似ています。映画館の中で私たちは自らの身体を死体に見立てポップコーンを詰め込んでいます。そのように考えると、ポップコーンは食べ物と同時に『死』の表象としての食べ物として見ることが出来ます。しかしそのポップコーンが本物よりはるかに重い物質で出来ている場合、いったい何を表しているのでしょうか?

剥製はまるで生きている時のように形作られますが、そこには主体的な意識は存在しません。生きているようで死んでいる、死んでいるようで生きている。それは擬態生物のように在−不在を点滅させつつ生きていることと同じものです。

私は仮にこの地球上における最強の権力者・特権を持つ存在=人間の不在があるとするなら、どのような存在がどのような形で外部から確認出来るのか?ということに興味があります。
(私たちはこの世界を定義付け認識出来る唯一の存在として、特に近代以降人間中心主義世界を形作ってきた。もしその存在がなくなったとき、残された物の存在は何であるのか?)

地球上から人がいなくなった後も半永久的に存在し、地球の周りを廻り続ける人工衛星を思うとき、私たちの『手』によって作られた技術が、人亡き後も『手』のぬくもり(intimacy)を保持し廻り続けるならば、『主体』といわれるものなどさほど重要なものではないでしょうか。    
                                                                2014. 1. 31   垣内 玲



◎ プロフィール

1969年 大阪生まれ、オランダ ロッテルダム在住

Education

2013 Dutch Art Institute, オランダ
2002 MFA, The Nottingham Trent University of Art and Design, イギリス
1993 京都精華大学美術学部染織デザイン


Exhibition

2013 Galerie Herold, ブレーメン ドイツ, " Is Technology a Spectrum of Intimacy?
2013 Galata Fotoğrafhanesi Fotoğraf Akademisi, イスタンブール トルコ, " DAI Istanbul"
2013 The Van Abbemuseum, アイントホーヘン オランダ, " Making Use"
2012 Castlefild Gallery, マンチェスター イギリス, "Tatoo City"
2011 SAI gallery, 大阪, " except rules "
2008 SAI gallery, 大阪, " master slave control "
2006 SAI gallery, 大阪, " drawing and... "
2005 SAI gallery, 大阪, " she said repeat after me "
2002 MA exhibition, NTSAD in The Nottingham Trent University, イギリス
posted by saigallery at 21:05| 展覧会

2014年01月17日

林 延子 展 ー Strategy of Empathy ー

2014年1 月7日(火)ー25日(土)
正午ー午後7時
日曜・月曜日休廊/土曜日5時まで

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☞ 作家コメント
 Strategy of Empathy (共感の戦略)
 私たちは目の前にある風景を自立したものとして語る事は決して出来ない。
 なぜなら自分との延長線上にある風景自体、私たちの存在抜きではあり得ないし
 その風景を語ると同時に自分が ”ここにいる” 場所を同時に語る事になるからだ。
 そして何かが必ず抜け落ちてしまう。

 だからといってそこに残るのはただの不完全な風景ではない。人が語る風景や編 集された
 写真等によって私たちが度々その風景を鮮やかに思い描く事が出来るのはなぜだ ろう。
 それはそこにある、人に”共感”させるストリーがあるからではないだろうか。その ストリーは自分の記憶、信念、連想といったものと一体となってるものである。
 ひとを通してみた風景はもう実際にあるもの(真実)とから離れ、新しいストー リー(再構築 された風景)として生まれる。
 だから実際に場所を体験したときに何か想像していたのと違うと思う事は多々あ る。realisticと real 。虚構世界の ”真実らしさ”。
 私は元々あるもの(real) を用いて再構築する。そこで ”真実”から離れた”真実  らしさ”を産むのだ。でも”オリジナル”は本当に”real “ なのか?。再構築したも  のはただの虚構なのか。
 その矛盾とも思われるその ”ウソかホントウか”という対極にある要素を組み合わ せた”真実らしさ”は共感できるのだろうか。


☞ プロフィール
 
 神戸生まれ、ロッテルダム オランダ 在住

 2003-04 Fine- Art , Associate Research course ー Chelsea college of art and        Design /UK ,ロンドン
 1998-99 MA Fine Art ーチェルシーカレッジ Art & Design/UK ,ロンドン
 1996-98 Fine Art Certificate course ー ゴールドスミスズカレッジ/UK ,ロンドン
 1992-96 大阪芸術大学美術学科卒業

|展覧会|

 2013 「Meetingpoint ( Nobuko Hayashi + Anne Orbaczewska ) 」 Gallery       Herold/プレーメン,ドイツ
     「a-n-e-w 」 CAMP/アテネ、ギリシャ
 2011 「Drawing show vol.2   CAP studio Y3 / 神戸
 2010   Herloid Gallery /ブレーメン、ドイツ
     「Drawing show - CAP studio Y3 / 神戸
 2009 「Make Up 」 studio Q2 / 神戸
 2008 「scape-escape」 SAI gallery / 大阪
     「Indiosyncratic Visions」 ANU / キャンベラ、オーストラリア
 2006 「Land-scape」 SAI galley / 大阪
     「Blur, bla,bla 」 CAP House / 神戸
     「Hello and Good-bye」 The Tram Depot Gallery / ロンドン , UK
     「Art Store International Vol.3」 Duende / ロッテルダム、オランダ
 2004 「present-days」 SAI gallery / 大阪
     「Drawer projects」 Phoebus gallery / ロッテルダム、オランダ
 2003 「present-days」 Kunstlerhaus Dortmunt / ドルトムント、ドイツ
 2002 「Fore-ground」 Osaka Contemporary Art Cemter / 大阪
 2001 「Fore-ground」 Cato Jans gallery / ハンブルグ、ドイツ
 2000 「Tracer」 Wall- SAI gallery / 大阪


 2006 レジデンスプログラムー The Tram Depot / ロンドン, UK
 2006 レジデンスプログラムーArt studio B.a.d.Founation/ロッテルダム,オランダ
 2003 文化庁海外派遣ーChelsea college of Art & Design / ロンドン、UK
 2002 レジデンスプログラムーArt studio DUENDE / ロッテルダム、オランダ
 2001 ART-EX 派遣プログラム / ハンブルグ、ドイツ
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次回 展覧会のお知らせ

垣内 玲 展 ー Is Technology a Spectrum of Intimasy?-vol.2

2014年1月31日(金)ー2月22日(土)
正午ー午後7時
日曜・月曜・祝日休廊/土曜日5時迄

☞ 初日)午後6時よりパーティ
  [ January Party ]
  The Third Gallery, Yoshimi Arts, Calo,
  Kouichi Fine Artsと一斉にパーティ 

☞ 午後7時よりレクチャーパフォーマンス

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2014年01月12日

高柳恵里トークイベントのお知らせ

間近のご案内ですが、明日下記の通り、東京都現代美術館で
展覧会中の高柳恵里のトークショーが開催されます。

           記
☞ トークイベント                         
 「つくる、つかう、つかまえる ー いくつかの彫刻から」            2014年1月13日(月・祝)15時〜16時
  対談|柳恵里×蔵屋美香(東京国立近代美術館美術課長)

☞ 展覧会
  MOTコレクション
  2013年10月3日(木)― 2014年1月19日(日)
  東京都現代美術館 常設展示室 1階、3階
   第1部 私たちの90年 1923-2013
   鹿子木孟郎、吉田博、河原温、尾藤豊、大宮昇、岡本信治郎、草間彌生、     栗田宏一、ロイ・リキテンスタイン、ほか
   第2部 つくる、つかう、つかまえる −いくつかの彫刻から
   柳恵里、冨井大裕、金氏徹平、野村仁、榎倉康二、カール・アンドレ、      ジルベルト・ゾリオ、ギル バート・アンド・ジョージ  ほか

  http://www.mot-art-museum.jp
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2014年01月01日

明けましておめでとうございます。

旧年中は何かとお世話になりまして
本当にありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成26年 元旦
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2013年12月25日

展覧会のお知らせ

林 延子 展 ー Strategy of Empathy ー

2014年1 月7日(火)ー25日(土)
正午ー午後7時
日曜・月曜日休廊/土曜日5時まで
→  初日 午後 5 時よりオープニングパーティ

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2013年11月09日

展覧会

PANORAMIC WINDOW −光のシークエンス− 
大洲 大作 展

2013年 11月 5 日(火)−23 日(土)
正午ー午後7時
月曜・日曜日休廊/ 土曜日5時まで


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「 PANORAMIC WINDOW - 北上線 」ed.1/5 2012 Inkjet Print 4533 x 420

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「 PANORAMIC WINDOW - 山田線 」ed.1/5 2012 Inkjet Print 4533 x 420

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「 光のシークエンス - 田園都市線 」ed.1/15 2013 Lambda Print 334 x 444
「 光のシークエンス - 石勝線 」ed.1/15 2009 Lambda Print 334 x 444



◎ プロフィール

1973   大阪生まれ
1994-95 大阪国際写真センター(現、IMI 写真表現大学)にて写真を学ぶ
1997   龍谷大学文学部 哲学科卒業

個展
2013   「 光のシークエンス 」  ENTRE DEUX / 東京
2012   「 INVISIBLESCAPES 」  galerie son /ベルリン
2010   「 光のシークエンス 」  大阪成蹊大学 space B / 京都
2008   「 Illusions of the Sea 」  galerie magenta / ベルリン
1999   「 NO MAN'S LAND 」   The Third Gallery Aya /大阪
1996   「 浸透圧 」  The Third Gallery Aya /大阪

グループ展
2012-13 東京駅復原工事完成記念展「始発電車を待ちながら 」  
     東京ステーションギャラリー/東京
2011    東日本大震災復興支援チャリティ写真展 「FOR YOUR SMILE 311」  
     中之島デザインミュージアム/ 大阪
2009   「 Spiral Independent Creators Festival 」  スパイラル/東京
2007   「 Junge Kunst 」  galerie son/ベルリン




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GALLERY ARTISTS NEWS


林延子

  Meetingpoint
 Nobuko Hayashi + Anne Orbaczewska

 2013年11月15日(金)― 12月8日(日)
  Gallery Herold/ ドイツ・ブレーメン

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◎ 藤本由紀夫

  藤本由紀夫
  「無可有郷−ユートピア: うつくしいかたち」
          + 
  建築家−遠藤秀平・手塚貴晴+手塚由比・中村勇大
  「フォリーのある風景」

  2013年7月6日(土) 〜12月1日(日)
  8:30-16:30(入館は閉館の30分前まで)
  会期中無休 一般:1000円
  公益財団法人 四国民家博物館 四国村

   『藤本由紀夫とともに巡る四国村ツアー』
   11月16日(土) 14:00-16:00
   11月17日(日) 14:00-16:00
   定員20名(当日13時より当館入口にて申込受付)

  → http://www.shikokumura.or.jp
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