2023年03月04日
展覧会のお知らせ
◎ favorite
1991.05.27 open ー 2023.03.25 closed
2023年3月11日日(土)ー25日(土)
正午ー午後7時 / 土曜5時まで
18日(土) 及び 月曜・日曜休廊
| アーティスト |
→ GALLERY
石川亮・今村遼佑・大洲大作・大森裕美子・垣内玲・柏原えつとむ・
カッレ ランペラ・河口龍夫・日下部一司・倉智久美子・サムソン カンバル・
菅木志雄・柳恵里・内藤礼・中ザワヒデキ・西山裕希子・林延子・
福岡道雄・藤本由紀夫・冬木遼太郎・松井智惠・村岡三郎・森本絵利・
山口牧生・芳木麻里絵
→ SHELFE
浅野孝之・イチハラヒロコ・杉山知子・中ハシ克シゲ・森村泰昌・村上隆
32年間、大変お世話になりました。
皆様の温かいご支援、ご厚情に深く感謝申し上げます。
何かと本当にありがとうございました。
posted by saigallery at 15:12| 展覧会
2023年01月05日
展覧会のご案内
◎ 柳恵里
例えば、寄せただけ
2023年1月21日(土)ー2月10日(金)
正午ー午後7時 / 土曜午後5時まで
月曜・日曜・祝日休廊
☞ トークイベント
柳恵里 × 福元崇志 (国立国際美術館主任研究員)
1月21日(土) 午後5時より
< 要メール予約 / 定員20名 >
→ 作家コメント
例えば、寄せただけ
ただ、寄せただけ
作品がつくられる、何かが生み出されるとは、どこかから何かが寄り集まり、意志や意図もあり行動もあり、偶然や必然と共に寄り集まった物事が、形を変えて性質を変えて登場するようなことであろうか。何かが新しく生まれ出たと言っても、事物が寄せられただけでもある。(その辺で雑物や塵が溜まるようなことや、地形が生まれることと同じように思えることもある。)では、ここでの新しいこととは何であるか。なかったものが生まれる、とは、何が起きたのか。
写真は、ある日の我が家のテーブル上の状態である。私がそうしたのではない。作品のための配置ではない。日常のものが、たまたまそのように寄せられていた。たまたまとは言え、おそらく生活上の成り行きのような必然性がある。ここにおける作品とは、突然それを見ることから始まることである。それを見て、荒野で凄まじいことが起きているかのように感じることもあるのだ。
知っていることに限らず、知り得ないことであれ、おそらく当然のことである。驚くようなスペクタクルも当然なのであろう。見かけの規模は信用できるものではない。たとえさりげないように見えても、その出来事は途方も無いことなのかもしれない。事件と言うようなことかもしれない。思考し行動することで都度都度出来事と出会い、それが作品になっているとも言えるが、このことは、当然であることを思い知ることでもある。当然の出来事に、またしても見入る。
2023.1 柳恵里

→ January Party
The Third Gallery Aya、 Yoshimi Arts、 Caloと
2月28日(土)より一斉に展覧会を開催。
感染防止対策に勤めておりますが、
今後も引き続き徹底してまいります。
ご無理なき範囲で、皆さまに展覧会をご高覧
頂けましたら幸いです。
→ お問い合わせは
TEL : 06-6225-4115
Mail : saiart@lime.ocn.ne.jp
posted by saigallery at 14:47| 展覧会
2022年11月26日
展覧会のお知らせ
森本絵利 ー contour map ー
2022年12月6日 (火)ー24日(土)
正午ー午後7時 / 土曜午後5時まで
月曜・日曜・祝日休廊
→ 平面・オブジェ
→ 作家コメント
見えている(と思っている)世界、、、自身の感覚が捉えている限界の、そのもう少し先を想像してみます。限定的でとても恣意的に知覚し得るその世界の、もう少し外側、、、。
自分と世界の境界線はとても曖昧で、それは時々に両側を入り混じらわせ得る柔軟な膜のような存在に思えることがあります。
作品を制作する際、具体的なモチーフは(限定的で恣意的な)感覚で捉えられる、目の前でゆっくりと降り積もってゆく埃が織りなす絶妙な紋様のようなものや、あるいはぼんやりと触覚が伝えてくる湿度であったりします。ガラスに結露してゆく様子を眺めながら、次第に大きくなる水滴の質的変化が可視化される瞬間をとても貴重に感じるのだけれども、壮大かつ密やかな現象と呼ぶにはあまりにも当然のように、それらは膜のすぐ外側で淡々と繰り広げられているようです。
イメージを描かないようにするために、例えば微細な絵の具の点を画面に並べるというシンプルな行為に置き換えてみます、
私の感覚のままに「並べる」というのはモチーフに対して乱暴なふるまいであるような気がするので、写真を撮り、スケッチを重ね、あるいはそれらを拡大・縮小し、色や形の分類・統計をとるなどの試みを経て、少しでも対象に近づけはしないかと期待しながらの行いです。
しかしながら同時に、それらのプロセスすべてもまた自分勝手な限定的なものだと知ることであり、対象への途方もない距離を感じます。そして「微細な」絵の具の点というのも、果たして大き過ぎるのか小さ過ぎるのか、どの場所から対象を考えてみるかによってますます判然としなくなります。とは言え、時間をかけてひとつひとつの作業を積み重ねてゆく中で、不意に生じる誤差は何かしらモチーフが内包する揺らぎに似ているような気もして、好意的に思えます。
それぞれのモチーフに共通している私の興味の対象というのは、自身が見えている(と思っている)世界と、その外側との間の境界線あるいは膜、自体なのだろうと考えています。
→ 作品写真

「contour map # humidity - blue grey (edge)」 2022年
パネルに綿布、アクリル絵具 257×364 mm (75,500 dots)
posted by saigallery at 14:07| 展覧会
2022年11月02日
展覧会のお知らせ
◎ 大森裕美子 _ day day day
2022年11月8日(火)ー26日(土)
正午ー午後7時 / 土曜午後5時まで
月曜・日曜・祝日休廊
<作家コメント>
日々
小さな画面に向かう
重なりあう紙片の段差 塗り重なった塗料の起伏
意図せずできあがる好ましいフォルム
円形や矩形の配分について試行すること
そういったことの積み重ねの軌跡としてできあがる
話しのようなもの
風景のようなもの
感情のようなもの
何かではない何か
ここに なにが見えているのか
ここで なにがなくなっているのか
手先に在る感覚は喜びであったり
切なくなるようなものであったり
時たま 見返すと
ことんとおとなしく画面はただそこにあり
これはもう以前で 今日ではないのだ
それなら今日は今日の新しい感覚を探そうとなる
そうやってささやかな作業を続けるこ
わたしを勇気づけてもくれる
そうしてできあがる
コラージュとドローイングを展示します

「photo collage」 2022 mixed media 210×148 mm
posted by saigallery at 00:17| 展覧会
2022年10月01日
GALLERY ARTISTS NEWS
◎ 垣内玲
SUM_MER_2022
ヘルト・ロビンス、曽根裕、パヴェル・ビュフラー、エドワルド・サラビア、迎英里子、ワンタニー・
シリパッタナーナンタクーン、会田誠、ロビン・ヘレラ、カッキー / 垣内玲
シャーロット・デ・コック 、ノア・ラティフ・ランプ , 荒木悠 ,大和田俊 , 村上美樹 , パイサルン・オスカー アンピン 三村昌道 , 86B210、雨宮庸介、藤浩志、岩井成昭、リクリット・ティラヴァーニャ、大東忍、リボッセ・カ、
エリオット・ショット、デイヴィッド・ヌジア、アニータ・バルトス 、新津保建秀 、アルメン・エロヤン 、黒嵜想 小倉拓也、居原田遥、長谷川新、西原a、黄身子、能勢伊勢雄
会期:2022年10月5日(水)〜10日(月・祝)9:00〜21:00
会場:秋田市文化創造館 3階 スタジオA3
主催:GAnCV プロデューサー:𡈽方大
企画・キュレーション:長谷川新、西原a、Tommy Simoens
ロゴ・新聞デザイン:大槻智央
制作補助:室津日向子
新聞制作補助:山本夏綺
助成:令和4 年度秋田市地域づくり交付金事業
→ https://akitacc.jp/event-project/summer-2022/
◎ 柳恵里
「M・THERESIA・D・G・R・IMP・HU・BO・REG・ARCHID・AVST・ DUX・BURG・CO・TYR・1780・X」
作家:大岩雄典、平田尚也、柳恵里、White Waters [玉山拓郎、C2D]
会期:10月11日(火)〜10月30日(日)
火-金 11.00-19.00 / 土・日 11.00-17.00 / 月曜日休廊
会場:CADAN有楽町
: 企画:Satoko Oe Contemporary × TALION GALLERY
: →. https://cadan.org/satokooe-taliongallery/
◎ 芳木麻里絵
芳木麻里絵 個展「菓子模様」
2022年9月28日(水) ー 10月10日(火)
午前10時ー午後8時
島屋大阪店6階 ギャラリーNEXT
542-8510 大阪府大阪市中央区難波5-1-5
TEL : 06-6631-1101
(協力 株式会社藤澤萬華堂、御菓子司 對馬屋)
⇨ https://www.takashimaya.co.jp/osaka/topics/10_1_20210623150217/?category=art#contents
◎ 今村遼佑
アーティスト:今村遼佑、小宮太郎
キュレーター:植田憲司、はがみちこ、安河内宏法
会 期:2022年9月24日(土)~10月10日(月・祝)
休館日:月曜日(ただし10月10日は開館)
会 場:京都文化博物館 総合展示(1階会場)
開室時間:10:00~19:30
主 催:京都府、京都文化博物館
助 成:文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業
⇨ https://www.bunpaku.or.jp/exhi_kikaku_post/basement_01/
◎ 大洲大作
大洲大作 Logistics / Rotations
会期|2022年9月30日(金)〜10月10日(月祝) 18:30-21:00
会場|JR・東急 蒲田駅 東口周辺
⇨ https://www.ota-bunka.or.jp/event/sponsored/ota_art_project/draw_in_the_city/logistics_rotations
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2022
会期|11月23日(水祝)まで開催中 10:30-17:00
会場|六甲山芸術センター 5階(風の教会エリア)
⇨ https://www.rokkosan.com/art2022/
posted by saigallery at 22:47| 展覧会
2022年09月26日
展覧会のお知らせ
◎ 藤本由紀夫
ーREADー
2022年10月11日(火)ー29日(土)
正午ー午後7時 / 土曜日午後5時まで
月曜・日曜・祝日休廊
☞ アーティストトーク
10月22日(土)午後5時より
< 要メール予約 / 定員20名 >
→ 作家コメント
READ
一冊の書物を手に取り、それをひもとく、その行為のうちには、芸術的行為の
可能性が秘められています。
J.L.ボルヘス 木村 榮一 訳
図書館での展示の体験から図書館は美術館のようになるべきであり、美術館
は図書館のようになるべきであると確信するようになった。
つまりアート作品は見るのではなく、読むものではないかと思うようになった。
今回の個展「READ」では、「読む」という体験を空間として展開する。
作品でありながら資料でもあるものを手に取り、ページを捲ることにより
作品を体験することにより、読書行為としてのアートの在り方を問いたいと考えている。
もはや人は見るのではなく、読むのである。
G.ドゥルーズ
藤本-READ.jpf
posted by saigallery at 20:13| 展覧会
2022年08月20日
2022年07月24日
展覧会のお知らせ
倉智久美子 展
2022年7月27日(水)ー8月20日(土)
正午ー午後7時 / 土曜日午後5時まで
月曜・火曜・日曜 休廊
◎ 7月30日(土) 午後 4 時より倉智久美子を語る会
⇨ 妹の高橋敬子さんより
皆様にお世話になりました、私の姉、倉智久美子は
昨年十二月四日、長く暮らしたドイツ、デュッセルドルフ近郊の病院で、
癌の為、亡くなりました。
もしも、私が技法と言えるものを持つとするならば、それはたぶん、
永遠にそれは本当は何かを、それに問うことであるような気がする。
この文は、一九九七年に姉が書いた自身の作品について語った文章の中
に出てくる文です。変なことを言うなと、その時は思い、後には忘れてい
ました。しかし、二〇一一年に、ベルリンのミース・ファンデルローエ記
念館での展覧会全体のタイトルは、Auf die Frage で、日本語にすると「質
問する、問いかける」と言うような意味であると気付き、姉は、自身の作
り出したモノに、ずっと問いかけを続けていたのだなと感じています。
描くと言う基本の行為に惹かれるのは何故か、そうしてできたものは何
なのか、アトリエの中で繰り返されたであろう、姉と、彼女のつくってい
るものとの対話を思い浮かべます。決して器用な方ではなかった姉は作る
のもゆっくりでした。「一つ作って、それと対話しながら次をつくる、で
きたなと思ってジーっと見て、自分が見飽きなくなったら、それは完成。
余分な思いが入るから、タイトルはつけない。」このようなことを言って
いたと覚えています。
アトリエを片付ける時、何度も失敗してやり直したあとや、壁にかけた
作品を見ながらメモしたんだろうなと思う言葉もあり、頑ななまでに制作
に対して真面目に取り組んでいた姉を想いました。
それが、そこに含まれる空間や距離や時間に問いかけるとき、そこに
は無限が含まれる。手にとって持つことのできる無限は厚みを持って壁か
ら立ちあがろうとする。彫刻のような「存在」がはじめにあるのではなく、
その厚みは折り重なる問いのかたちである。
壁から立ち上がろうとする、折り重なる問い、のかたち
姉は自身の展覧会場にはできるだけ居て、観にきてくださった方のご意
見を聞く事を大事にしていると、申しておりました。
ずっと続けられたのも、見にきてくださる方がいるからだと。
ご高覧頂けましたら、大変有り難く思います。
二〇二二年 七月 倉智(橋)敬子
⇨
暑中お見舞い申し上げます。
このたび倉智久美子展を開催致します。
この展覧会は、本年4月に予定していましたが、昨年
12月4日に2000年から滞在されていましたドイツ・
デュッセルドルフで病いのため亡くなられました。
ご冥福をお祈りしつつ開催致します。
ドイツからの輸送が難しい情勢で、日本に残されていた
作品を展示致します。
皆さまと惜別の時を過ごせれば幸いです。
ご来廊の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
posted by saigallery at 17:11| 展覧会